スタンディングブリッジ、、からの回転。
(立った状態からブリッジ→回転→立ち上がる)
50人くらいいる同級生の中で、これが出来るのはたったの8名だと聞いていました。
そしてまるちゃんがその8人の中に選ばれてることを知ったのは、学習発表会の本番5日前のことでした
まるちゃんは決して器用に何でも卒なくこなすタイプではありません。
その上、繊細でプレッシャーをすごく感じる子だとも思います。
だからこそ沢山練習して自信をつけるしかプレッシャーに勝つ方法はないのですが、、、やはりと言うか何と言うか、本番前日に大スランプに陥りました
何度やってみても出来ない。
昨日まで出来ていた事が出来ない。。。
そして。
ついには、前夜に『やっぱり出来ない。やりたくない。失敗するから明日行きたくない』と。。。
いきなりやる気スイッチをオフにしてしまいました。
勝手に目標をでかく掲げ、勝手に壁を高くし、最終的に自ら作り上げた壁にぶつかって潰れる。
まるちゃんあるあるです・・・
ここまで来たら、あとは技術よりも心の問題です。
『失敗しても良いから逃げないでね』
朝、パパがまるちゃんの手のひらに大きくマジックで『できる』と書きました。
まるちゃんはその字をじっと見つめてました。
逃げ癖だけはつけて欲しくない。
頑張って砕け散って来い!
ー 本番当日朝 -
まるちゃんの保育園はマンモス保育園なので、学習発表会は区の大きなホールを貸切ってやります。
収容人数は1300席収容の大ホール・・・
こんな舞台に立つだけで私ならビビります
先生に引き渡しをする際、前夜~今朝のまるちゃんの様子をきちんと伝えました。
「できない、やりたくないって泣いてました・・・今もスイッチオフのままです」と。
私の心のどこかで「じゃあ仕方ないですね。今回は出来ない子組に入ってもらって、次またいつか頑張りましょうか」
先生がこう言ってくれるのを期待してしまうダメな私がいました。
まるちゃんには、逃げるなと伝えてきたくせに、、、です
でも、先生から返ってきた言葉はこうでした。
「大丈夫ですよ、お母さん。まるちゃんは出来ます!私たち、まるちゃんが頑張る姿をずっと見てきたんで!!サポート全力でしますから大丈夫です。これから本番までまだ時間が少しあります。練習しますね」
先生たちは母親の私よりもまるちゃんの可能性を信じてくれていました。
「ずっとまるちゃんの頑張りを見てきました」っていう言葉に救われました。
ありがたいな。。。
まるちゃんを信じよう。
先生の言葉を信じよう!!
本番になり、周りのママたちは気楽に純粋に発表会を楽しんでる中、私はひとりソワソワ(笑)。
両手を重ね祈り続けてました。
神様、まるちゃんの努力を見捨てないであげて下さい。
こんなにハラハラドキドキした学習発表会は初めてです
成功した時は、自然と涙が溢れて来ました。
勝った!勝った!泣き虫まるちゃんが自分自身に勝った!弱さに勝った!!
大げさですかね
でも、保育園の単なる発表会ですが、我が家にとっては、そして、まるちゃんにとっては自分の弱さに勝った、大きな大きな一歩!!でした。
これから沢山挫折や高い壁にぶつかる時があると思います。
その時に、少しでもこの体験がまるちゃんの支えになりますように
できる!!!